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マフラータオルを作る|ジャガードとプリント、文字の太さの決め方

マフラータオルは、糸の色で柄を出すか、インクで刷るかの二択から始まります。ここを決めると、使える色数と、出せる線の太さがその場で決まります。絵柄を先に描いてから織りに回すと、色を減らして組み直す作業が入ります。値段と日数をこのページに置かないのは、どちらも作り方と枚数で動くからです。品目と数と日程の3つを書いてもらえれば、その返信で金額と、間に合うかどうかをお返しします。

マフラータオルの定番の寸法は 20×110cm です 三つ折り 三つ折り 中央(いちばん大きい柄を置く場所) 名前は三つ折りの部分にも入れられます 長さ 110cm 掲げたとき 端から端まで、全部が正面に出ます 首に巻いたとき 中央は首の後ろ 前に垂れる 前に垂れる 掲げて使う現場なら中央に大きく、巻いて使う物なら端のほうに、読ませたい文字を置きます。 織りで作ると、裏にも色が反転した柄が出ます。巻いたときはその裏も見えます。
図1:掲げたときと巻いたときで、人の目に入る場所が入れ替わります

糸で出すか、インクで出すかで、できることが変わります

マフラータオルの柄の出し方は2つです。色の付いた糸を織り込んで柄にするジャガードと、生地にインクを刷るプリントです。先にこちらを決めます。

ジャガード(織りで出す)

綿の糸そのものが柄になります。洗っても色が落ちません。使える色数と線の太さに決まりがあり、揃える枚数も必要になります。

プリント(インクで刷る)

色数の制限がなく、写真もグラデーションも乗ります。少ない枚数から作れます。インクのぶん手ざわりが少し硬くなり、洗濯で色が褪せることがあります。

選び方は、持っている絵柄で決まります。写真やグラデーションが入っているならプリントしかありません。逆に、ロゴと名前を太い文字で入れるだけなら、織りのほうが長く使えます。タオルは何度も洗う物なので、色が落ちないという差は現物で出ます。

織りで出すなら、色数と線の太さがデザインより先に決まります

ジャガードには織り方が何種類かあり、それぞれで使える色数と、出せる線の太さが違います。デザインを描く前に、どの織り方にするかを決めます。先に絵柄を作ると、色を減らして組み直す作業が入ります。

毛違いジャガード織
タオルの中ほどは2〜3色、両端の三つ折りの部分は1〜3色です。線幅は3mm以上を推奨されます。両面がパイルに仕上がり、裏には色が反転した柄が出ます。細かい柄は出せません。揃える枚数は、3つの中でいちばん多く必要になります。
フラット織
タオル全体で最大7色まで使えます。線幅1mmに対応するので、細かい柄や文字も鮮明に出ます。かわりに表面のパイルがなくなります。グラデーションのような濃淡は出せません。揃える枚数は、3つの中でいちばん少なくて済みます。
上げ落ちジャガード織
タオルの中ほどは地の白に1色を足した形、三つ折りの部分は1〜3色です。線幅は3mm以上を推奨されます。糸を上げ落ちさせて濃淡を出せます。色数が少ないので、配る物に向きます。

織りには、もう一つ形の決まりがあります。織りは長い辺の方向に進むので、横に走る直線は出やすく、曲線は苦手です。丸い囲みや曲がった筆文字は、角が立った形になります。向いているのは、ゴシック体のように太さの揃った太めの文字です。

使える色は、決まった色糸の中から選びます。画面で作った色をそのまま出せるわけではありません。近い色糸に置き換えることになるので、色の指定は番号で決めます。ここは画面では決まらないので、現物の色糸を見てから決める箇所です。

織ると、裏にも柄が出ます

毛違いの織りを選ぶと、裏には色が反転した柄が出ます。白地に赤の文字で作れば、裏は赤地に白の文字です。表と裏のどちらを使ってもいいので、1枚で2つの見え方ができます。

これが効くのは、首に巻いて使う物のときです。巻くと中央は首の後ろに回って、前に垂れるのは両端のほうです。巻いた人を正面から見ると、表の端と裏の端が並んで見えます。裏が反転した色で出ることを知らずに作ると、意図していない配色が前に出ることになります。

プリントで作る場合、裏の見え方は作り方によって変わります。片面だけに刷るのか、裏にも柄を出せるのかは、作り方を選ぶときに一緒に決めます。

寸法は20×110cm。掲げるのか、巻くのかで柄の位置が変わります

マフラータオルの定番の寸法は20×110cmです。首に巻けるように長く、幅は細く作られています。同じタオルの仲間には、幅34cmで長さ85cmのフェイスタオル、同じ幅で110cmのロングフェイスタオル、幅40cmで110cmのスポーツタオルが並びます。首に掛けて使う前提なら20×110cm、汗を拭く用途が主なら幅のある物に寄ります。

柄の位置は、使う場面で決めます。掲げて振る現場なら、中央にいちばん大きい柄を置きます。端から端まで正面に出るので、離れた席から読めるかどうかは文字の太さで決まります。巻いて使う物にするなら、読ませたい文字は端のほうに置きます。

両端の三つ折りになっている部分にも、文字を入れられます。中央に大きなロゴ、三つ折りに名前という分け方ができます。中ほどと三つ折りで使える色数の決まりが別なので、中央は色を抑えて、三つ折りの名前だけ色を足す、という組み方もできます。

何枚から作れるかと、作り方を変えると起きること

プリントは少ない枚数から作れます。織りは枚数を揃える必要があり、その枚数は織り方で違います。同じジャガードでも、フラット織はいちばん少なく、毛違いの織りはいちばん多く必要です。さらに同じ織り方でも、ハンカチ、フェイスタオル、マフラータオルで下限が変わります。少なすぎるかもしれないと思う枚数のまま聞いていただいて大丈夫です。

織りの柄は、どの糸をどう通すかというデータに起こします。絵柄を1つ作るたびに、この作業が1回入ります。作り方を途中で変えると、このデータは作り直しになります。毛違いで組んだ2色の柄を、あとからフラット織に移しても、そのままでは使えません。少量で試して、売れてから足す形にしたいなら、プリントのほうが素直です。

プリントなら、絵柄を増やしても最初にかかる費用の形は変わりません。絵柄ごとにデータを整える作業は入りますが、織りのデータを起こすところから始まりません。1種類だけ試してから増やせるのはプリントです。

物販では、色違いを作るより1種類に枚数を寄せます

タオルは、Tシャツと違ってサイズがありません。1種類に枚数を寄せられる、数の読みがいちばん楽な品目です。買う人も、自分の体に合うかを考えずに手に取れます。

同じ柄で色違いを2種類作ると、在庫が2つに割れます。どちらが売れるかは当日まで分かりません。色を選ばせるより、1種類が最後まで台に残っているほうが売れます。色を分けるなら、柄そのものを変えて別の物にしてください。

売り場では、畳んで積むと柄が見えません。1枚を広げて台の後ろに掛けてください。110cmあるので、掛ける場所は先に会場に確認します。掛ける分を枚数に1枚足しておけば、売る分の袋を開けずに済みます。長い物なので、袋も長さに合うものを一緒に用意します。

物販台の広さや立つ人の数から品目を決める順番は、ライブ・イベントの物販で売るもの|何を何個作るか決める順番に並べてあります。缶バッジのように1人が複数買う品目と組むときの考え方は、缶バッジをオリジナルで作るに書きました。

年号を入れなければ、次のシーズンも台に出せます

柄に日付、年号、「◯周年」「第◯回」を入れると、その日を過ぎた在庫は次の現場に出せません。タオルは1人1枚で足りる物なので、同じ人に2枚目を買ってもらうのは難しくなります。

タオルは、この使い回しがいちばん効く品目です。織りで作れば洗っても色が落ちないので、年号を入れなければ何シーズンも売り続けられます。会場に在庫を置いておける現場なら、年号なしの1種類を定番として持っておく形が成り立ちます。

日付を残したいときは、タオル本体をロゴと名前だけにして、日付は下げ札か、入れる袋のほうに刷ります。紙は刷り直しが利くので、同じタオルを次の現場に出せます。

誰の名前で発注するかで、先に動くことが変わります

同じマフラータオルでも、発注をかける名義で先にやることが入れ替わります。立場ごとに何が先に動くかは、本人(個人)でグッズを作ると事務所・会社の名前でグッズを発注するに分けて書いてあります。

事務所・会社の名前で出す場合は、見積書を先に出します。タオルで金額が動くのは、織りかプリントか、織りならどの織り方か、色数、枚数です。織り方と色数は、見積もりを頼む段階で決めてください。枚数の幅はそのままで構いません。支払いの条件と宛名を書いてもらえれば、その形に合わせて出します。

会場やお店の名前で出す場合は、在庫を置ける場所があるかを先に見ます。置けるなら、年号を入れない織りの1種類を定番にして、シーズンをまたいで売る形が選べます。置けないなら、売り切る枚数に合わせてプリントに寄せます。

ファンの有志で作る場合は、使う名前・ロゴ・絵の権利が誰にあるかを先に確かめます。描いた人と、本人(所属があれば事務所)の両方に確認を取ってからにします。有志で集める段取りと配る物の決め方は、生誕祭の配布物は、何を何個、どの順番でに書いてあります。

金額と、間に合うかどうかは一往復でお返しします

個人の方はInstagramのダイレクトメッセージ、事務所・企業の方は相談フォームが受け口です。どちらも文字で残るので、言われた数量を書き取る必要がありません。聞いたうえで今回は見送る、でも構いません。

マフラータオルで最初にうかがうのは、枚数、織りとプリントのどちらを考えているか、柄に使いたい色の数、掲げる物か巻く物か、渡す日の5つです。全部埋まっていなくて構いません。渡す日だけでも、間に合うかからお答えします。そのままでは届かないときは、作り方を置き換えて間に合わせる形をお返しします。

返す見積書に並ぶ欄も先に出しておきます。

  1. 数量ごとの単価何枚作るかで動く、1枚あたりの費用です。
  2. 型代織りで作るときに、柄のデータを起こす分です。プリントでは空欄になります。
  3. データ作成決まった色糸に色を置き換えたり、線の太さを織りに合わせて直す分です。
  4. 送料できあがった物を届ける分です。
  5. サンプル代本生産の前に、現物の色と手ざわりを確かめる分です。グッズ作戦室では、ここを飛ばしません。

欄の形が分かっていれば、金額を下げる方向も自分で判断できます。型代の欄が大きいなら織り方を変えるかプリントに寄せる、単価の欄が大きいなら色数を減らす、という読み方になります。

送る一通目は、こう書けば足ります。「はじめまして。◯月◯日のライブでマフラータオルを売りたいです。客席から掲げてもらう物にしたくて、ロゴと名前を白と黒の2色で入れたいです。枚数はまだ決めていません。金額と、間に合うかを知りたいです。」

織りかプリントかも、まだ決まっていなくて大丈夫です。

渡したい日か、売りたい場面だけ教えてください。そこから一緒に決めていけます。

本文の内容は一般的な傾向をまとめたものです。実際の仕様・数量・納期は、ご相談内容に応じて個別にご案内します。

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はるる グッズ作戦室担当。配信者・タレントの周年グッズやライブ物販の相談を、DMベースで受けています。