入れる物の寸法が、全部を決めます
チェキのフィルムは86×54mmです。写真が写っている画面は62×46mmで、残りが白いふちになります。横は左右に4mmずつ、縦は合わせて24mmです。
同じチェキでも、正方形のタイプはフィルムが86×72mm、大判のタイプは108×86mmで、寸法がまったく違います。既製のホルダーは86×54mmのフィルム向けに作られているので、正方形や大判で撮った物は入りません。どのチェキで撮るかを先に決めてください。
トレーディングカードを入れる予定があるなら、ここでもう1つ分かれます。小さいサイズが59×86mm、レギュラーが63×88mmです。チェキ用の窓は横51mmほどなので、どちらのトレカも入りません。両方を入れたいなら、ポケットの広いアルバム型になります。
窓はフィルムより小さい。隠れるのは白いふちです
1枚だけ見せる窓付きのホルダーは、窓が74×51mmほどです。フィルムの86×54mmより、縦で12mm、横で3mm小さい寸法です。フィルムの縁を少しくわえて押さえる作りなので、この差のぶんだけ外周が隠れます。
写真そのものは62×46mmなので、窓からは全部見えます。隠れるのは白いふちの一部です。問題になるのは、そのふちにサインや日付を書いてもらう使い方をするときです。窓の外に出るのは、上下の縁からおよそ6mm、左右の縁からおよそ1.5mmです。そこに書かれた文字は、ホルダーに入れると見えません。特典会でサインをもらってから入れる想定なら、書いてもらう位置を先に決めて、現物で1枚試してください。
作りは4つ。鞄に付けるか、集めるかで分かれます
- 1枚見せる窓付き
- 本体はおおむね130×76mm。塩ビの1枚物や、アクリル板を前後で貼り合わせた作り(外寸76×110mm・厚み4mmなど)があります。金具が付いて鞄に下げられます。
- 挟んで入れ替える形
- 本体とフタの2部品で、厚さ0.5mmまでの紙や写真を挟みます。買った人が中身を入れ替えられるので、1つで何枚ぶんにもなります。形は丸・四角・ハート・ユニフォーム型などから選べます。
- アルバム型
- カバーの中にポケットが並ぶ作りです。たたんで85×104mmほど、開くと225×104mmほどで、ポケットが19枚並ぶものがあります。収納できる大きさは64×89mm以内あたりなので、チェキもトレカも入ります。
- ケース型
- 箱の形で、まとめて入れて持ち歩きます。76×105×27mmほどで、トレカなら60枚前後が入る作りがあります。見せる物ではなく、しまう物です。
選び方は、買う人がそのチェキを何枚持っているかで決まります。1枚を大事に持ち歩く現場なら窓付き、特典会で毎回増える現場ならアルバム型です。中身が増えていく現場で窓付きだけを出すと、2枚目から行き先がありません。
印刷は両面。白インクは下地に必ず入ります
印刷はUVインクジェットで、表裏の全面にフルカラーで刷れる作りが一般的です。素材が透明なので、絵柄のある場所には白インクが下地として必ず敷かれます。絵柄のない場所は素材の色、つまり透明のまま残ります。
これを使うと、透明に残す場所を自分で決められます。窓のまわりだけ絵柄を入れて、それ以外を透明にすれば、中に入れたチェキが本体の外側まで透けて見えます。逆に全面に絵柄を敷くと、中身が窓の中だけに閉じて見えます。どちらにするかは、主役を中のチェキにするか本体の絵柄にするかで決めてください。
入稿は解像度350dpi以上が目安です。絵柄を一部だけ透明にしたいときは、背景を透過したPNGで作ると、絵柄のある場所だけが刷られます。ぼかしや半透明は、下地の白インクの関係で画面どおりには出ません。
細い枠線とストライプは避けてください
この品目は、刷る位置が数mm動く前提で作られています。印刷のずれを3mm以内まで許容範囲とする扱いがあり、その範囲は刷り直しの対象になりません。
そのため、仕上がりの縁を細い線で囲むデザインと、ストライプ・ボーダー・斜線・チェックのような直線の繰り返しは、ずれがそのまま見えます。枠線は、縁から離すか、最初から入れないでください。背景を1色のベタか、直線の出ない絵柄にすると、ずれが目立ちません。
何個から作れるか、版と型はどうなるか
1個から受けている作りがあります。窓付きの塩ビとアルバム型は少ない数から出せて、アクリル板を貼り合わせる作りはまとまった数が要ります。下限の数字は頼む先と作りで変わるので、小さいと思う数のまま聞いてもらって大丈夫です。
既製の形にUVインクジェットで刷る限り、版代も型代も立ちません。絵柄を増やして増えるのは、絵柄ごとのデータ作成だけです。つまり、少ない数で1種類だけ出して、売れた数を見てから種類を足せます。缶バッジやステッカーと同じ入れ方ができる品目です。
形そのものを変えると型が要ります。そこから先はラバーキーホルダーと同じ考え方になるので、売れる数が読めてから検討してください。
物販では、中にチェキを入れた見本を出してください
空のまま台に置くと、何に使う物か伝わりません。これは器なので、中身が入っていないと大きさの見当も付きません。1つだけ、実際にチェキを入れた状態の見本を台に出してください。
売り方の特徴が3つあります。
- チェキと同じ台で売れます特典会でチェキを撮る現場なら、その場で入れて持ち帰れます。撮影の列と物販の台が近いほど効きます。
- 中身を見せないランダムには向きません買う人は中に入れたい写真がもう決まっています。どの絵柄が出るか分からない売り方だと、入れたい写真と合わない1つが手元に残ります。
- 絵柄に使える面積が小さい窓の外側しか残らないので、細かい絵は入りません。名前か短い文字と、小さいロゴで組んでください。
薄くて軽く、アクリルのように割れない素材が選べるので、通販にも向きます。ブロマイドと一緒に送ると、L判とチェキで大きさが違う点だけ先に伝えておくと間違いが減ります。
日付を入れると、中身と合わなくなります
中に入る写真は、買った人が後から入れ替えます。本体に公演の日付や年号を刷ると、入れ替えた写真と本体の表記が食い違います。買った人はそこで入れ替えるのをやめるか、本体のほうを使わなくなります。
日付は、同梱する台紙か袋の紙に置いてください。本体は年号なしで通せば、次の現場でも同じ物が売れます。余りは通販の同梱物にも回せて、平たいので保管に場所を取りません。
相手が変わると、先に決める順番が変わります
事務所・会社の名前で出す場合は、入れる物(チェキかトレカか)・作り・絵柄の種類の数を、見積書の前に決めてください。版代も型代も立たない品目なので、社内で数を削られても形が崩れにくい側に入ります。特典会でチェキを配る企画があるなら、チェキの仕様とホルダーの窓の寸法を同じ打ち合わせで突き合わせてください。
ファン有志の場合は、本体に写真を刷らずに済むのが利点です。中に入れる写真は買った人が自分で入れるので、本体には名前と絵だけになります。それでも名前と絵の許諾は先に要ります。
本人(個人)は、1個から出せる作りを選べば、1種類だけ試して反応を見られます。特典会のチェキと同じ日に出すのが、いちばん数が読みやすい形です。
会場(ライブハウス・劇場)は、年号なしの1種類をレジ横に常時置けます。チェキを撮る企画がある日だけ数を増やす形も取れます。
相談するときに、こちらが先にうかがう5つ
- 何を入れるかチェキか、トレカか、両方か。寸法が違うので、ここで作りが決まります。
- 1枚見せるか、何枚も入れるか買う人が何枚持っているかで、窓付きかアルバム型かが分かれます。
- サインを書いてもらう使い方があるかあるなら、書く位置が窓に隠れないかを現物で先に確かめます。
- 絵柄の種類の数種類ごとにデータ作成が入ります。版代と型代は立ちません。
- 渡す日と、おおよその数日付だけでも、間に合うかからお答えします。
入れる予定のチェキを1枚、写真で送ってもらえれば、窓からどこまで見えるかをこちらで合わせて見ます。グッズ作戦室では、サインや書き込みのある物を入れる場合は、仕上がりの見本を一度お見せしてから製作に入ります。