受注で集めてから作れます
会場で売るなら、当日その場に物が無ければ売れません。だから何個売れるかを先に読んで、その数を作ることになります。画面の向こうに売る場合は、売る日をこちら側で決められます。受注の期間を先に開けて、入った数だけ作る形が取れます。
この形がいちばん効くのは、サイズのある品目です。Tシャツとパーカーは、どのサイズが何枚出るかの読みがいちばん外れます。会場で売ると、色は残っているのにサイズが無いという売れ残りが起きます。受注なら、サイズの内訳を買う人が決めてくれます。服を出すなら、配信者はいちばん取りやすい立場です。
受注にするなら、受注を閉めてから手元に届くまでの間が空きます。その間を「いつ発送するか」として先に書いておいてください。書いていないと、閉めた翌日から「いつ届きますか」が来ます。グッズ作戦室では、受注を閉める日を先にうかがって、その日から逆算した形で見積書を出します。
品目は、送る形から絞れます
同じ絵柄でも、送る形は品目で3つに分かれます。
- 薄くて平たい物缶バッジ・ステッカー・ブロマイド・クリアファイル。封筒に近い形で送れます。発送の方法は厚みで段が分かれているので、何点まとめても薄いままかどうかが効きます。
- 嵩む物タオル・トートバッグ・パーカー・ぬいぐるみ。箱になります。1件あたりの送料が上がるので、買う人の負担が増えます。
- 割れる物マグカップ。緩衝材を入れて箱にします。割れて届くと送り直しになるので、1件の手間がいちばん重い品目です。
送料を買う人が払う形なら、品目の選び方がそのまま買う人の負担になります。薄くて軽い物を1点だけで売ると、送料が物の値段に対して重く見えます。だから薄い品目は、2点以上で1つの注文になる作りに向きます。缶バッジとステッカーを組にする、ブロマイドをクリアファイルに入れて1点として出す、といった形です。
逆に、嵩む品目を1種類だけ出すなら、受注のページに「この品目は箱で送ります」と書いておいてください。薄い物と同じ感覚で頼んだ人が、送料を見て止まります。
1件ずつの作業は、売れた数に比例して増えます
会場なら、袋詰めと値札は当日までに1回やれば済みます。1件ずつ送る形は、袋に入れて、宛名を作って、箱を閉めて、持ち込むところまでが注文の数だけ続きます。100件なら100回です。作る数を決める前に、この100回をやる人を決めてください。
決めるのは3つです。誰が袋詰めするか、誰が宛名を作るか、誰が持ち込むか。全部自分でやるなら、受注を閉める日と、配信や撮影が詰まっている週が重ならないように離してください。発送の週に別の予定が入っていると、そこで止まります。
検品と袋詰めまでをこちらで引き受ける形も取れます。箱を開けて全部見るか、色と絵柄ごとに数点を見るかは、発注の前に決めてください。1件ずつの発送まで含めてどこから先を外に出すかは、件数と置き場所をうかがってから切り分けます。
箱を置く場所が、売っている間ずっと必要です
会場で売る物は、当日運んで、残りを持って帰るだけです。通販は、受注を閉めたあとも、発送が終わるまで家に置き続けることになります。
置き場所は品目で大きく変わります。缶バッジ・ステッカー・ブロマイド・クリアファイルは平たく積めます。タオル・トートバッグ・ぬいぐるみは、同じ数でも箱が何倍にもなります。一人暮らしの部屋に入らない大きさになるなら、品目を選び直すか、分けて送ってもらう形にしてください。
届け先と、受け取れる日は発注の前に決めてください。昼に家に居ないなら、受け取れる場所と曜日を先に教えてもらえれば、その形で手配します。
数は、登録者数からは出てきません
登録者が1万人いても、グッズを買う人が何人かは別の数です。配信の同時接続も、買う人の数にはなりません。この2つから数を出そうとすると、だいたい多すぎる数になります。
使える材料は2つです。前に受注したことがあるなら、そのときの件数と、どの品目に寄ったか。初めてなら、受注を開けた初日に入った件数です。初日に傾向が出るので、受注の期間を少し長めに取っておけば、途中で作る数を決められます。
初めてで読めないなら、受注で集めてから作る形にしてください。読む必要がなくなります。在庫を先に持つのは、同じ絵柄を続けて売ると決めてからで間に合います。
画面で見せる前提で、品目を選びます
買う人は現物を触れません。見るのは配信の画面か、写真だけです。
画面では伝わらない物があります。暗いところで光る物、ラメや箔が入った物、厚みで価値が出る物(タオルの厚さ、アクリルの厚み)、手ざわりが売りの物です。画面では、ほかの平たい物と同じに見えます。この手の品目を出すなら、見せ方を先に決めてください。部屋を暗くしてから映す、厚みを横から映す、手に持って大きさを出すといった形です。見せ方が決まらない品目は、初回に向きません。
色は画面で変わります。見る人の端末ごとに違う色に見えるので、届いた物と画面が違うと言われることがあります。色を番号で決める品目(ラバーキーホルダーや織りのマフラータオル)は特にそうなので、写真を出すときに「画面の色とは差が出ます」と一行添えておくほうが早いです。
箱の中が、物販台の代わりになります
会場なら、台の上に他の品目が並んでいて、買った人が次の物を見ます。通販でその場面に当たるのは、箱を開けた瞬間です。
入れる物は紙1枚でも足ります。礼を書いた紙、次の受注の予定を書いた紙、ステッカーのような薄い物です。ステッカーは版も型も要らないので、ほかの品目の余りと違って同梱に回しやすいです。
同梱物は、本体と一緒に発注してください。本体だけ作って後から足すと、袋を開け直してもう一度詰める作業が入ります。
名前と住所の表示は、受注を開ける前に決めます
通販で売るなら、売る人の名前と連絡先を買う人に示すことが求められます。本名と自宅の住所を出したくない場合の扱いは、ライバー・個人VTuberがグッズを作りたいとき、何から?にまとめてあります。
事務所や会社の名前で売るなら、表示はその会社の名義になります。誰の名前で売るかが決まらないうちは、表示の形も決まりません。所属がある場合の進め方は事務所・会社の名前でグッズを発注するに、自分の名前で出す場合は本人(個人)でグッズを作るにあります。
海外から注文が来たとき
日本の外に送る荷物には、中身の品名・数量・価格を書いた申告の書類が要ります。記載は英語とされていて、受取人の住所も内容品も詳しく書くことが求められます。宛名を書くだけでは出せません。
扱いは送り先の国でも変わるので、海外に送るかどうかは、受注を開ける前に決めておいてください。送らないなら、受注のページにそう書くほうが、注文が入ってから断るより早く済みます。
受け口と、最初にうかがう5つ
個人で動いている方はInstagramのダイレクトメッセージが受け口です。事務所や会社を通す場合は、フォームと info@goods-sakusen.jp のどちらでも届きます。
最初にうかがうのは5つです。売りたい時期、受注にするか在庫を持つか、見込んでいる件数(分からなければ「分からない」で構いません)、送り先が国内だけか、箱を受け取れる場所です。全部埋まっていなくて大丈夫です。時期だけでも、間に合うかからお答えします。
送る一通目は、こう書けば足ります。「はじめまして。配信で活動していて、◯月にグッズの受注を開けたいと考えています。グッズを出すのは初めてです。缶バッジとTシャツで考えていて、絵は描いてくれる人がいます。受注で集めてから作る形にできるか、金額と、間に合うかを知りたいです。」